今道流-発達段階に応じた動きの評価と運動提案

著者：Genius Love

発達性協調運動障害（DCD）に関心をもち、子どもたちの不器用さの改善や

ボディーコントロールなどに活用できる身体運動学を探求し15年が経ちました。

 

その間、筋肉の作用や関節の可動域といったバイオメカニクス的な領域に限らず

空間認知や感覚統合などを含めて、粗大運動や眼球運動の困難さをサポートする

ことのできるブレインジム（BG）や原始反射の残存という観点から揺動運動を行う

リズミックムーブメント・トレーニング（RMT）の存在を知りました。

 

 

 

 

 

シンプルでありながらも、心身に優しいこれらの運動プログラムは、

発達段階に応じた動きの提案が基盤となっているため、保護者が支援者の

一人として療育に関わることができ、継続的な実施がしやすいことが特徴です。

 

加えて、姿勢観察や歩行の評価からアセスメントを行い、発達段階に

応じた運動提案ができることで、何らかの理由で経験の少なかった動きを

追体験することができ、身体の使い方の再教育を行うことが可能になる

革新的なプログラムであると感じています。

 

 

教育プログラムですが保護者や教師に限らず、心理や福祉など支援職に就く方々

に学んでいただけることで、多くの困り感を抱える子どもたちが楽しい日常を

過ごせる一助となることを確信しています。

 

 

 

紹介が長くなりましたが、私今道（いまみち）の行っている運動療法

及び動きの評価とアセスメントについて、お伝えする機会を設けました。

 

リハビリなどの医療分野、発達支援にあたる福祉分野に加えて、スポーツ指導

や学習支援にあたられている方にも、ご参加いただきたい内容となっています。

初回は、ブレインジム101コース修了の専門職のかたを対象とさせて頂きます。

 

 

 

【本研修の到達目標】
・乳幼児の発達と臨床で活用しやすい運動をつなげる
・講義・実技を通して再現性のある評価を学ぶ
・運動を通じた教育的指導のありかたを臨床に活かす

 

【講座内容】
・成育歴が見やすい背臥位と立位の評価について
・脊椎及び骨盤底筋の筋緊張と原始反射の関係性
・四つ這いから考察する運動提案の手順
・模範となるための身体を手に入れるためのセルフケア

・療育ケースの検討と提案

 

 

日　時：2019年7月14日（日）10時～16時
会　場：有限会社ジニアスラブ・サロン　または会議室
受講料：18,000円（税込）　昼食付
講　師：保健学修士　今道久惠

持ち物：ミネラルウォーター、筆記用具、動きやすい服装