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原始反射が子どもの行動を左右する⁉ note更新しました!
1.目の前の「気になる子」は、もしかして反射の影響かもしれない
「この子、どうしてこんなに姿勢が崩れるのでしょうか?」 「なぜ、毎回同じミスを繰り返すのでしょうか?」 「水泳やダンスが苦手な理由は何でしょうか?」
私が教育現場で先生方からよく受けるご相談は、このようなことです。
教室での授業で特にご相談ごとが多いものは・・・
・集中が続かない ・書字が乱れる ・話を最後まで聞けない ・突然癇癪を起こす ・教室を飛び出していってしまう
こういった行動には、実は“原始反射”が影響している可能性があります。
原始反射とは、赤ちゃんの発達初期に見られる無意識の運動パターン。 本来は生後数ヶ月〜1年ほどで統合(消失)していくはずのものですが、何らかの理由で統合されないまま残っている子どもが少なくありません。
医学的にも、歩けるようになったら原始反射は統合されたとして、身体の発達に問題なしと診断されますが、発達障がいの診断を受けている子ども達の50-70%に、協調運動障害がみられるので、学習時の姿勢の崩れや、不器用さとの関係性を「原始反射の残存」という観点から考えてみるのはいかがでしょうか。
この「残存した反射」が、意外なほど子どもの日常や学習に影響を与えているのです。
2.見た目にはわからない“脳と身体の未発達”について
ある日、私の元に来たBくん(小3)は、教室で「ふざけがち」「落ち着きがない」と担任から言われていたお子さんでした。
・机に座っているのが苦手で、姿勢が崩れがち ・鉛筆を握ると力が入りすぎて、芯が折れることがある ・会話はできて理解力も年齢相応だが集中力が続かない
最初にBくんの動きを観察したとき、私はすぐに違和感を覚えました。
四つ這いの姿勢で前に進もうとすると、身体が左右に大きく揺れる 片足立ちができず、バランスを崩してしまう ボールで遊ぶときに、目がついていかずに手で上手に扱えない
さらに、ある簡単なチェックで「モロー反射(驚愕反射)」と「ATNR(非対称性緊張性頸反射)」の残存が明らかになったのです。
3.見えないものは「甘え」として評価されてしまう現実
担任の先生に原始反射残存のことを説明しても、最初はピンときませんでした。「遊びたいから」「授業を聞きたくないから」という、理解でいました。
「それって何か障がいがあるってことですか?」 「でも、家庭では普通にすごせているようですよ?」
この“見えにくい”というのが、原始反射の一番の厄介さです。 本人の困り感が、教師や保護者には、伝わっていないのです。
検査に出るわけでもなく、見た目にはわからない。 でも確実に、身体と脳の未統合は、
・感覚過敏 ・姿勢保持の困難 ・衝動性の制御の弱さ
といった形で“困り感”として現れてくるのです。
4.運動療育の実施 RMT・BBAs・TFHを継続実施
私は、保健体育の専門的知見を活かして、20年以上にわたり運動療育に取り組んできました。 今では医師や教師への指導も行いながら、原始反射に特化したプログラムも導入し協働して学習支援・発達促進を実施しています。
中でも効果を実感しているのが、
・RMT(リズミック・ムーブメント・トレーニング) ・BBAs(ビルディングブロック・アクティビティ) ・TFH(タッチフォーヘルス)
などの神経発達に基づいた運動を用いた取組みです。
これらの手法は、特別な道具や空間を必要とせず、現場でも家庭でも導入しやすいのが特徴です。
そして、楽しく実施できるため、運動の苦手な子ども達も継続しやすいことが利点です。
5.Bくんの変化が私に教えてくれたこと
Bくんには、まず1日5分の「クロス・クロール」の動作を説明しました。 そのバリエションも含めて、立って、座って、寝ながらと、その日の気分で実施してもらいました。
・左右交互の手足を使った正中交差の動き ・床に寝転び重力から解放されて実施するリズム運動 ・深呼吸と組み合わせた勢いをつけないストレッチ
週2回のセッションを3ヶ月継続したところ、
・椅子に座っている時間が増えた ・手の力加減が調整できるようになった ・先生の話を最後まで聞けるようになった
という変化が現れました。
これはまさに、「脳幹」と「大脳皮質」の連携が強化された証拠です。
6.試練と仲間:支援の正しさを、体の変化で証明する
原始反射の統合支援は、目に見える結果がすぐに出ないこともあります。 そのため、周囲の理解が得られにくいことも多いのです。
「そんなことして意味あるの?」 「もっと勉強させたほうがいいんじゃない?」
そう言われることもありました。
でも、私は実際に体が変わる姿を何度も見てきましたし、身体が整えば、感情も学習も安定することを子どもたちから見せてもらいました。
これは理論ではなく、現場で得た“確信”です。
7.最大の敵:医療・教育の狭間に落ちる子どもたち
原始反射の話は、まだまだ日本では一般的とは言えません。 医療の場では、歩き出すことができれば運動は問題なしとされます。 教育の場でも、「身体の発達と学習の発達は別物」とされ、支援が届きにくいのが現状です。
ですが、実際に一番苦しんでいるのは「診断がつかないけれど困っている」子どもたちです。
この狭間にいる子どもたちに、 運動という“誰にでもできる支援”が届くように——
それが、私の活動の原点でもあります。
原始反射の残存で、球技やダンス、水泳が苦手になってしまうことがあるように、統合をできるだけ早期に行っておくことで、その後の人生が輝きだすのを何度もみてきました。
8.報酬:先生からの「この子、変わったよ」の言葉
3ヶ月後、Bくんの担任が私にこう言いました。
「最近、彼はすごく落ち着いてきて…前は怒ってばかりだったけど、最近は自分から“どうしたらいいですか?”って聞いてくるんです」
私は嬉しくてたまりませんでした。
これは単なる行動改善ではなく、 「自分をコントロールする力」が育った証拠です。
原始反射を統合するということは、ただ身体を整えるのではなく、 “子どもが本来の力を取り戻すこと”なのです。
9.まれ変わった日常:教師・保護者ができる第一歩
原始反射は、決して「特別な人しか扱えない知識」ではありません。 むしろ、現場にいる教師や保護者こそが、最初の気づき手になれるのです。
・子どもの座り方 ・筆圧や姿勢の崩れ方 ・音や触覚への過敏さ
そうした“小さなサイン”に気づくだけでも、大きな支援の始まりになります。
私はこれからも、教育現場と保護者に向けて、 「原始反射×運動支援」の可能性を伝え続けていきます。
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25/08/18
25/08/17
25/08/14
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運動で心身の発達をサポートする教育コンサルタント いまみちひさえ です
「原始反射が子どもの行動を左右する⁉」noteを更新しました!
―見えにくい原始反射が学びや感情を妨げる仕組みと支援のヒント―
1.目の前の「気になる子」は、もしかして反射の影響かもしれない
「この子、どうしてこんなに姿勢が崩れるのでしょうか?」
「なぜ、毎回同じミスを繰り返すのでしょうか?」
「水泳やダンスが苦手な理由は何でしょうか?」
私が教育現場で先生方からよく受けるご相談は、このようなことです。
教室での授業で特にご相談ごとが多いものは・・・
・集中が続かない
・書字が乱れる
・話を最後まで聞けない
・突然癇癪を起こす
・教室を飛び出していってしまう
こういった行動には、実は“原始反射”が影響している可能性があります。
原始反射とは、赤ちゃんの発達初期に見られる無意識の運動パターン。
本来は生後数ヶ月〜1年ほどで統合(消失)していくはずのものですが、何らかの理由で統合されないまま残っている子どもが少なくありません。
医学的にも、歩けるようになったら原始反射は統合されたとして、身体の発達に問題なしと診断されますが、発達障がいの診断を受けている子ども達の50-70%に、協調運動障害がみられるので、学習時の姿勢の崩れや、不器用さとの関係性を「原始反射の残存」という観点から考えてみるのはいかがでしょうか。
この「残存した反射」が、意外なほど子どもの日常や学習に影響を与えているのです。
2.見た目にはわからない“脳と身体の未発達”について
ある日、私の元に来たBくん(小3)は、教室で「ふざけがち」「落ち着きがない」と担任から言われていたお子さんでした。
・机に座っているのが苦手で、姿勢が崩れがち
・鉛筆を握ると力が入りすぎて、芯が折れることがある
・会話はできて理解力も年齢相応だが集中力が続かない
最初にBくんの動きを観察したとき、私はすぐに違和感を覚えました。
四つ這いの姿勢で前に進もうとすると、身体が左右に大きく揺れる
片足立ちができず、バランスを崩してしまう
ボールで遊ぶときに、目がついていかずに手で上手に扱えない
さらに、ある簡単なチェックで「モロー反射(驚愕反射)」と「ATNR(非対称性緊張性頸反射)」の残存が明らかになったのです。
3.見えないものは「甘え」として評価されてしまう現実
担任の先生に原始反射残存のことを説明しても、最初はピンときませんでした。「遊びたいから」「授業を聞きたくないから」という、理解でいました。
「それって何か障がいがあるってことですか?」
「でも、家庭では普通にすごせているようですよ?」
この“見えにくい”というのが、原始反射の一番の厄介さです。
本人の困り感が、教師や保護者には、伝わっていないのです。
検査に出るわけでもなく、見た目にはわからない。
でも確実に、身体と脳の未統合は、
・感覚過敏
・姿勢保持の困難
・衝動性の制御の弱さ
といった形で“困り感”として現れてくるのです。
4.運動療育の実施 RMT・BBAs・TFHを継続実施
私は、保健体育の専門的知見を活かして、20年以上にわたり運動療育に取り組んできました。
今では医師や教師への指導も行いながら、原始反射に特化したプログラムも導入し協働して学習支援・発達促進を実施しています。
中でも効果を実感しているのが、
・RMT(リズミック・ムーブメント・トレーニング)
・BBAs(ビルディングブロック・アクティビティ)
・TFH(タッチフォーヘルス)
などの神経発達に基づいた運動を用いた取組みです。
これらの手法は、特別な道具や空間を必要とせず、現場でも家庭でも導入しやすいのが特徴です。
そして、楽しく実施できるため、運動の苦手な子ども達も継続しやすいことが利点です。
5.Bくんの変化が私に教えてくれたこと
Bくんには、まず1日5分の「クロス・クロール」の動作を説明しました。
そのバリエションも含めて、立って、座って、寝ながらと、その日の気分で実施してもらいました。
・左右交互の手足を使った正中交差の動き
・床に寝転び重力から解放されて実施するリズム運動
・深呼吸と組み合わせた勢いをつけないストレッチ
週2回のセッションを3ヶ月継続したところ、
・椅子に座っている時間が増えた
・手の力加減が調整できるようになった
・先生の話を最後まで聞けるようになった
という変化が現れました。
これはまさに、「脳幹」と「大脳皮質」の連携が強化された証拠です。
6.試練と仲間:支援の正しさを、体の変化で証明する
原始反射の統合支援は、目に見える結果がすぐに出ないこともあります。
そのため、周囲の理解が得られにくいことも多いのです。
「そんなことして意味あるの?」
「もっと勉強させたほうがいいんじゃない?」
そう言われることもありました。
でも、私は実際に体が変わる姿を何度も見てきましたし、身体が整えば、感情も学習も安定することを子どもたちから見せてもらいました。
これは理論ではなく、現場で得た“確信”です。
7.最大の敵:医療・教育の狭間に落ちる子どもたち
原始反射の話は、まだまだ日本では一般的とは言えません。
医療の場では、歩き出すことができれば運動は問題なしとされます。
教育の場でも、「身体の発達と学習の発達は別物」とされ、支援が届きにくいのが現状です。
ですが、実際に一番苦しんでいるのは「診断がつかないけれど困っている」子どもたちです。
この狭間にいる子どもたちに、
運動という“誰にでもできる支援”が届くように——
それが、私の活動の原点でもあります。
原始反射の残存で、球技やダンス、水泳が苦手になってしまうことがあるように、統合をできるだけ早期に行っておくことで、その後の人生が輝きだすのを何度もみてきました。
8.報酬:先生からの「この子、変わったよ」の言葉
3ヶ月後、Bくんの担任が私にこう言いました。
「最近、彼はすごく落ち着いてきて…前は怒ってばかりだったけど、最近は自分から“どうしたらいいですか?”って聞いてくるんです」
私は嬉しくてたまりませんでした。
これは単なる行動改善ではなく、
「自分をコントロールする力」が育った証拠です。
原始反射を統合するということは、ただ身体を整えるのではなく、
“子どもが本来の力を取り戻すこと”なのです。
9.まれ変わった日常:教師・保護者ができる第一歩
原始反射は、決して「特別な人しか扱えない知識」ではありません。
むしろ、現場にいる教師や保護者こそが、最初の気づき手になれるのです。
・子どもの座り方
・筆圧や姿勢の崩れ方
・音や触覚への過敏さ
そうした“小さなサイン”に気づくだけでも、大きな支援の始まりになります。
私はこれからも、教育現場と保護者に向けて、
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