【運動療育学】note更新 感情は“脳”と“身体”から育てる

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【運動療育学】note更新 感情は“脳”と“身体”から育てる

Genius Loveブログ

2025/08/07 【運動療育学】note更新 感情は“脳”と“身体”から育てる

著者:Genius Love

運動で心身の発達をサポートする教育コンサルタント いまみちひさえ です

noteにて、運動と心身の発達について情報発信をしています

―学習支援・情緒安定・感覚統合のすべてを運動から始めよう―

1.イライラしやすい、切り替えができない、その裏にあるもの

「落ち着きがない」「すぐ怒る」「かんしゃくが激しい」 そんな子どもたちに、あなたも出会ったことはありませんか?

感情の不安定さは「性格」でも「育て方のせい」でもありません。 むしろ、神経の発達や感覚統合の未成熟に根っこがあることが非常に多いのです。

感情は、「脳」「神経」「身体の発達」が支え合って機能するもの。 つまり、運動の発達なしに感情の安定は育ちにくいのです。

2.「身体の発達」と「心のはたらき」の深いつながり

私がそれを確信したのは、ある発達障がいの診断をうけた子どもとの出逢いがきっかけでした。 7歳の男の子で、「何でもすぐにパニックになってしまう」ことで、保護者から相談を受けました。

言語的なやりとりは問題ない。でも…

・音に敏感すぎて教室に入れない
・衣服のタグが気になって学習に集中できない
・手先の動きが不器用で書字に強い抵抗を示す

彼の状態を親子で感覚的な遊びを楽しむ様子から観察すると…

・視覚や聴覚、触覚の過敏性が強い
・指先や足先の感覚は鈍麻がある
・上半身と下半身の協調性に偏りがある

3.「気持ちの問題」と片付けられてしまう子どもたち

残念ながら、こうした目に見えにくい【感覚の特性】をもつ子どもたちは、「わがまま」「気が短い」「甘えている」と受け取られがちです。

「気持ちを切り替えなさい!」 「ちゃんと話を聞きなさい!」

そう叱る前に、解決策の中に身を置いてみてみましょう。

困難さが見えにくい場合には、歩行やダンスなどから姿勢を観察することができます。
水泳やボール遊びなども協調性を視覚化しやすい運動です。

身体を十分に動かす事で、気持ちの整理ができる、優先順位が分かるようになります。

4.感覚と反射を統合するブレインバランスの支援法

私は、保健体育の教員免許をもち、運動発達を専門として保健学修士を取得しています。

これまで、20年にわたり、運動から情緒や学習、社会性を育てる方法を実践してきました。

現在は、教育コンサルタントとして、医師や教職員を対象に、脳神経と身体、感覚統合のつながりを講義・研修しています。

提供している教育プログラムや動作技法は、海外の医師や教師が考案した心身に優しい発達支援メソッドです。

 

・ブレインジム(教育キネシオロジー)
・ビルディングブロック・アクティビティ(BBAs)
・ムーブメントベース・ラーニング(MBL)
・リズミック・トレーニング(BRMT)
・原始反射統合メソッド
・タッチフォーヘルス・キネシオロジー(TFH)

これらはいずれも「身体の動きで脳の働きを整える」ことを目的とした支援法です。

5.運動で感覚が変わり、情緒が落ち着いていく

7歳の男児への対応に話を戻しましょう。

彼には、触覚過敏への対応として
・背面筋へ強めの圧をかけた刺激(手の平での圧迫や親子でのハグ)
・腰筋群の筋緊張をほぐす揺動運動(ゆっくりとした腰のスイング運動)
・バランスボールを用いた体幹トレーニング

など、遊びの中からボディーイメージをつくる運動を提案しました。

最初は「くすぐったい」「気持ち悪い」と言っていた彼も、 3週間後には「これやったら、ちょっと気持ち落ち着く」と言って、自宅では母親と一緒に自ら運動を始めるようになりました。

感覚が整ってくると、自発性が生まれ、学習にも参加しやすくなり、感情の爆発やパニックも減少していきました。
身体の刺激を通して、「安心できる」状態が内側に生まれたことで、心も穏やかになっていったのです。

6.運動が“お遊び”に見える誤解

こうしたソマティックな支援方法は、時に「遊びにしか見えない」と誤解されます。 「もっと机に向かわせた方がいい」「ただの運動では?」と批判されることもあります。

でも、脳神経科学の観点から見れば、運動こそが感情・行動調整に欠かせない基盤なのです。
生まれた赤ちゃんが二足歩行できるようになる15カ月の間に、動きの獲得によって脳を刺激し、シナプスを繋いで成長していきます。
まだ、よちよち歩きの子どもに、読書・計算を教えることはないでしょう。
楽しい運動遊びは、一生の記憶となり、ボディーイメージを構築し、脳を育むのです。

私は、この誤解と戦いながら、共に信じて取り組む支援者たちと協力して、全国で講座を開催しています。

7.運動発達をやり直すMBLの支援モデル

支援の現場では、どうしても「学習支援」「行動支援」「療育支援」など、分断された視点で子どもを見ることが多いのです。

けれど、子どもは「ひとつの統合された存在」 情緒・感覚・身体・学習は、すべてつながっていて、一人の人間を構築しています。

画一的な支援では見落とされてしまう子どもたちにこそ、“身体からの支援”が必要です。

・学びに向かえる「心と身体」の準備をする
・目標や夢を明確に視覚化する
・感覚遊びを通じて今の自分の状態に気づく

これら自分の状態を把握するために運動を用いて準備をする、ことを推奨するセシリア・ケスター氏の教育メソッド、MBLを紹介します。

アメリカで特別支援教育に長年従事してこられた女性で(2020年他界)、発達段階にそったシンプルな運動で、未発達の動作や反射的な動きを繰り返し実践することで、学習の基盤を整えることを推奨しています。

現在、セシリア・ケスター氏の想いに共感した支援者が、日本MBL協会を設立し、登録インストラクターは100名をこえました。私は、2018年より、協会の代表理事として、全国で運動療育を広める活動をしています。

8.脳の活性化がもたらす、感覚・情緒の安定

運動を用いて、自分の感覚、感情、認知の特性に気づくことができるように導くこと、これこそが、本当の意味での「自立」ではないでしょうか?

心が安定し、学びに向かえる状態。 それは、決してプリント学習だけでは育ちません。動きが変われば、学びも心も変わることを、支援者や教師、保護者のみなさんにお伝えしたいのです。

歩けるようになった子どもたちが、2歳を過ぎる頃にイヤイヤ期をむかえますが、これも自我が発達して感情のコントロールを学んでいる過程なのです。
運動は、感情の土台をつくる最良の支援ツール。 あなたの支援に、お子さまの養育に、ぜひ“身体の動き”という選択肢を加えてみてください。

→ 今道久惠の運動発達支援×原始反射統合オンライン講座はこちら
https://coubic.com/geniuslove/1794284

 

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