原始反射『口唇吸啜反射』~哺乳の基礎となる口の反射と離乳食について

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原始反射『口唇吸啜反射』~哺乳の基礎となる口の反射と離乳食について

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2024/06/26 原始反射『口唇吸啜反射』~哺乳の基礎となる口の反射と離乳食について

InstagramとPodcastにて、運動療育について情報発信しています。
今回のテーマは、赤ちゃんが歩き始める頃までにみられる原始反射についてです。

 
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口唇吸啜反射編
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人間は大脳皮質が未熟なままに生まれてくるので
脳幹を使って一生懸命に生き残ることを目的とした反射的な動きを
「原始反射」といいます。

意識や感情を介さない、まさに反射的に動いてしまう動作のことをさします。

 

通常は歩くことができていれば反射は統合されている、と小児科医はとらえるわけですが、何らかの理由で原始反射を残したまま成長していく子どもたちがいます。

 

それで大きくなってから、発達の遅れや運動の困難さのために、姿勢が保てなかったり転びやすかったりするわけです。

 

そこで、今回は「口唇吸啜反射」を紹介します。

この反射は、

 

  ・赤ちゃんの唇の近くのほっぺたを刺激すると、口を開いて舌をヒュッと出す

  ・おっぱいを飲む時に必要な口の反射

 

になります。

 

 

教えられたわけではないですが、赤ちゃんが何かに吸い付くというこの動きが本能的にあるので、赤ちゃんは哺乳で栄養をとることができるわけです。

 

この反射は、実はお腹の中にいる時(11週頃)から始まっています。

 

赤ちゃんは羊水を飲んでオシッコを出していることが分かっています。

 

この反射は、誕生から3~4ヶ月で消えます。

 

ところが、何らかの理由でこの反射が統合されないまま育つと、食べ物以外の何かにかぶりついたりします。小さい子が毛布の端をかんだり、帽子の紐をしゃぶったりとするのもそうです。

 

さらに大きくなってもこの反射が残っていると、食べこぼしがあったり、偏食があったりします。

そこで、この原始反射に運動でアプローチする方法を紹介します

 

方法1 舌ベロが上手く動かない場合に

  1.口を大きく開いて「あー」

  2.口を横に開いて「いー」

  3.口をすぼめて「うー」

  4.口を開いて「べー」

こうして、口の周りの筋肉を鍛えます。

 

方法2

  1.ほほのあたりに2、3本の指をあてる

  2.柔らかくその指で円を描いたり8の字を描いたりする

  3.唇や鼻の下に8の字を描く

  4.2、3を繰り返す

こうして、口の周りを刺激します。

原始反射の統合を助ける運動で、発達促進をはかりましょう✨

 

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日程1:7月9日(火) 13:00~15:00
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